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2016年11月3日

株式会社モリタ、デンタルプラザOSAKAグランドオープン記念講演会を開催

「口腔のケアが全身疾患を救う」をテーマに

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 さる11月3日(木)、株式会社モリタデンタルプラザOSAKA100周年記念ホール(大阪府)において、デンタルプラザOSAKAグランドオープン記念講演会(株式会社モリタ主催)が「口腔のケアが全身疾患を救う」をテーマに開催された。

 会場では、森田晴夫氏(株式会社モリタ代表取締役社長)による挨拶の後、福西一浩氏(大阪府開業)が「CBCTとマイクロスコープを用いた歯内療法」と題して登壇。安易な抜歯に対して警鐘を鳴らすとともに、根管治療の成功率向上に寄与する歯科用コーンビームCT(CBCT)とマイクロスコープの臨床応用について、多数の文献を引用しながら症例を供覧した。

 続いて、米澤大地氏(兵庫県開業)による「包括治療における矯正とインプラントの計画方法」と題する講演が行われた。氏は、包括治療においてクラス分類による診断の重要性を説くとともに、矯正治療後の結果を予測したインプラント埋入ポジションと矯正治療のタイミングについて、示唆に富む内容を展開した。

 午後の部では、瀧野裕行氏(京都府開業)が「天然歯とインプラントの"共存時代"のティッシュマネジメント」と題して登壇。氏が2001年から手がけた50ケースのインプラント治療を供覧しながら、審美的結果を得るために必要不可欠な硬・軟組織のマネジメントの重要性について解説した。

 続いて、中田光太郎氏(京都府開業)による「ここまでできる!根面被覆術」と題する講演が行われた。氏が得意とする根面被覆処置について、フラップデザインや適応症の選択などわかりやすく解説するとともに、自身が監著者を務めた『エビデンスに基づいたペリオドンタルプラスティックサージェリー』(クインテッセンス出版、12月10日発売)に掲載されたケースも供覧した。

 最後に、上田秀朗氏(福岡県開業)が「Longevityを実現するための咬合再構成の考え方 Parafunctionとの終わりのない戦い」と題して登壇。Longevityを実現するための必要十分条件を示しながら、エンド、ペリオ、補綴、基本治療の精度の重要性を強調。また、Parafunctionの長期症例も供覧し、豊富な臨床経験を披露した。