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2017年12月16日

平成29年度日本歯周病学会60周年記念京都大会が盛大に開催

「伝統と革新 歯周病撲滅に向けて!」をテーマに約4,000名が参集

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 さる12月16日(土)、17日(日)の両日、国立京都国際会館(京都府)において、平成29年度日本歯周病学会60周年記念京都大会(栗原英見大会長、理事長)が「伝統と革新 歯周病撲滅に向けて!」を大会テーマに、約4,000名の参加者を得て盛大に開催された。

 60周年記念大会ということもあってか、一般演題はポスターのみで、話題の腸内細菌に焦点をあてた小川 順氏(京大教授)の講演と、大会長(理事長)の栗原氏ら同学会の新旧の重鎮と造詣の深いDr. Thomas E Van Dyke(米・Forsyth Institute)とDr. Gregory J Seymour(オーストラリア・Queensland大)を招聘した特別講演2題、Periodontal Medicine系のタイトルがめだった医科歯科連携シンポジウム4題、歯周病専門医の育成から超高齢社会における歯周病予防・治療、歯周病患者に対するインプラント治療、歯周組織再生療法までが語られたシンポジウム6題、アジア、韓国、中国、米国、ユーロと日本歯周病学会との密な関係が披露された国際シンポジウム、Sunstar Young Investigator Award口演、ランチョンセミナー12題、歯科衛生士セミナー、歯科衛生士プログラム、歯科衛生士スイーツセミナーなどが盛大に開催された。

 最終日の午後には、本大会のメインともいえる「60周年記念講演」、「京都宣言」が行われた。厚生労働省、日本医師会、日本歯科医師会、日本歯科医学会の要職4名が登壇した60周年記念講演では、「歯科医療を取り巻く環境の変化―医療・医学の視点から―」と題して超高齢社会となった今後の各方面の取り組みと考え方が披露された。その後、「京都宣言」に向けて本学会の要職3名、日本臨床歯周病学会理事長、日本口腔衛生学会理事長、日本歯科衛生士会会長、日本歯科商工協会会長が登壇発言を行い、分子疫学的手法によるPeriodontal Medicineのよりいっそうのエビデンスの構築をはじめとして、歯周病撲滅に向けた伝統と革新の「京都宣言」の運びとなり、サテライトの部屋が設けられるなど、賑わいを見せた。