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2018年7月15日

近未来オステオインプラント学会第11回 学術大会

約200名の参加者を集めて盛大に開催

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 さる7月15日(日)、イイノカンファレンスセンター(東京都)において、近未来オステオインプラント学会 第11回学術大会記念大会(糸瀬正通会長)が、約200名の参加者を集め開催された。

 海外発表では、近未来オステオインプラント学会とのつながりの深いアジア各国より、Lim Jin-Su氏(韓国)、Liang Dong氏(中国)、Ho Feng-Chuan氏(台湾)が登壇し、デジタルワックスアップを活用した無歯顎患者へのインプラント埋入や歯冠長延長術による審美治療、全顎的な咬合再構成治療について講演を行った。

 支部発表では、国内の各支部からの代表者6名がそれぞれ20分間で発表を行った。四国支部を代表した寺井邦博氏(香川県開業)は、交通事故による顎骨折整復後に咬合再構成を行った症例を供覧した。次いで福岡支部代表の村川達也氏(福岡県開業)は、審美エリアにおいてインプラント周囲炎を予防するために密着した上皮付着を構築する術式を詳説した。北海道支部代表の松梨 寛氏(北海道開業)は、顎機能の診査・診断における治療基準とそれに基づく臨床例を提示した。

 昼食をはさみ、北東北支部代表の佐藤直大氏(秋田県開業)は、全顎再構成治療においてSHILLA SYSTEMを用いた症例を供覧した。南東北支部代表の高橋恵一朗氏(宮城県開業)は口腔内スキャナーを応用したインプラント症例を供覧し、適応症を考察した。最後に大阪支部代表の池田充宏氏(岡山県勤務)が、マイクロスコープを用いた直視下におけるクレスタルアプローチの術式について述べた。

 いずれの発表も支部代表にふさわしく充実した内容であったが、会員による投票の結果、最優秀発表に村川氏が、優秀発表に寺井氏が選出された。