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2019年10月23日

日歯、「2040年を見据えた歯科ビジョン第3回検討会」を開催

歯科ビジョンの取りまとめは次回以降へ

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 さる10月23日(水)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による「2040年を見据えた歯科ビジョン第3回検討会」が開催された。

 座長を務める堀会長の挨拶の後、テーマ1「政策的視点からみた歯科ビジョン」では、武田俊彦氏(前厚生労働省医政局長)による基調講演「我が国の医療政策とビジョンの影響 今後の歯科医療に必要なビジョン」が行われた。氏は、医療費の動向や医療政策について多数の資料を供覧し、その中で超高齢社会における「高齢者型」の歯科医療の需要の増加にともなう対応として、口から食べる機能の重要性や今後の施策など、患者・国民・歯科医師の視点で課題をあらためて議論すべきと訴えた。

 引き続き、テーマ2「2040年を見据えた歯科ビジョンに求めること」では、西澤敬二氏(損害保険ジャパン日本興亜株式会社代表取締役社長執行役員)による基調講演が行われた。氏は自社で取り組んでいる介護事業における成功事例をはじめ、利用者の口腔機能を支えるために地域の歯科医療機関と連携して口腔ケアに取り組んでいることなどを紹介し、日歯が取りまとめるビジョンの方向性に期待を寄せた。

 その後のテーマ3「その他」では、外部委員からこれまでの検討会の補足も含めたさまざまな意見が出された。

 なお、当初は3回の会合を経てビジョンが取りまとめられる予定であったが、第4回が開催される予定。以下に出席した外部委員を示す(50音順、敬称略)。

荒井保明(国立研究開発法人国立がん研究センター理事長特任補佐)
大塚清一郎(元駐スウェーデン特命全権大使)
岡野知道(ライオン株式会社執行役員生産技術研究本部長)
唐澤 剛(元厚生労働省保険局長)
迫 和子(公益社団法人日本栄養士会専務理事)
庄子育子(株式会社日経BP、日経BP総合研究所主任研究員兼Beyond Healthエディター)
白川修二(健康保険組合連合会顧問)
杉岡範明(公益社団法人日本歯科技工士会会長)
鈴木邦彦(医療法人博仁会理事長、公益社団法人日本医師会元常任理事)
住友雅人(日本歯科医学会会長)
上田和美〔代〕(公益社団法人日本歯科衛生士会副会長)
武田俊彦(前厚生労働省医政局長)
鳥山佳則(東歯大歯科医療管理学教授)
佐久間徹郎〔代〕(株式会社ジーシー専務取締役)
西澤敬二(損害保険ジャパン日本興亜株式会社代表取締役社長執行役員)
長谷川穂積(元ボクシング世界3階級王者)
吉岡貴司(サンスター株式会社代表取締役)