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2019年11月9日

第66回全国歯科大学同窓・校友会懇話会開催

「『平成』から『令和』へ―歯科医療・保健のこれまで、これから―」をテーマに

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 さる11月9日(土)、ホテルニュー長崎(長崎県)において、第66回全国歯科大学同窓・校友会懇話会(当番校:長崎大学歯学部同窓会、渋谷昌史会長)が「『平成』から『令和』へ―歯科医療・保健のこれまで、これから―」をテーマに開催され、全国各地の歯科大学同窓・校友会の担当役員が参集した。

 当番校を代表し、渋谷昌史氏(長崎大歯学部同窓会会長)による挨拶後、柳川忠廣氏(日本歯科医師会副会長)、藤井重壽氏(日本歯科医師連盟副会長)、中田勝己氏(長崎県福祉保健部長)、宮口 嚴氏(長崎県歯科医師会会長)、村田比呂司氏(長崎大歯学部長)による来賓挨拶が行われた。

 引き続き、島村 大氏(歯科医師、参議院議員)による講演1「社会保障の将来見通しの中での歯科の役割」が行われた。島村氏は、政治家の立場から現在の歯科を取り巻く状況や今後の課題について概説。そのなかで、歯科医療政策を現場で具現化するために、厚労省内に歯科関係者を増やすことやエビデンスのさらなる充実を強調するとともに、国民皆保険制度の特性にもふれながら歯科における予防の方向性についても言及した。

 また、田口円裕氏(厚労省医政局歯科保健課長)による講演2「今後の歯科保健医療の方向性」が行われた。田口氏は、歯科医療サービスの提供体制の変化にともなう歯科における予防・重症化予防の取り組みについて多数の資料を供覧。そして、歯科における診療報酬上の現状と課題を挙げるとともに、質の高い歯科医療を提供するための制度の見直し案について私見も披露した。

 その後、懇親会では山田 宏氏(参議院議員)も駆けつけ、歯科への期待が寄せられた。なお、来年は岩手県(当番校:岩手医科大学歯学部同窓会、城 茂治会長)で開催される予定。