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2019年12月6日

国民医療を守るための総決起大会開催

持続可能な社会保障制度の確立に向けて、財源確保を求める決議文を採択

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 さる12月6日(金)、憲政記念館講堂(東京都)において、国民医療を守るための総決起大会(国民医療推進協議会主催、東京都医師会協力)が開催され、会場を埋め尽くす多数の医療関係者ならびに国会議員が参集した。

 本協議会は平成16年10月、「国民の健康の増進と福祉の向上を図るため、医療・介護・保健及び福祉行政の拡充強化をめざし、積極的に諸活動を推進する」ことを目的に、日本医師会が各医療関係者団体などに呼びかけて発足した。これまで、国民皆保険制度を守るための活動や禁煙推進活動などを行い、現在41団体が参加している。

 会場では、横倉義武会長(日本医師会会長)、尾崎治夫氏(東京都医師会会長)による挨拶のほか、鈴木俊一氏(自由民主党衆議院議員)、石田祝稔氏(公明党衆議院議員)、赤松広隆氏(立憲民主党所属衆議院議員)、田中和徳氏(自由民主党衆議院議員)、衛藤晟一氏(自由民主党参議院議員)、玉木雄一郎氏(国民民主党衆議院議員)の国会議員による来賓挨拶が行われた後、今村 聡氏(日本医師会副会長)より趣旨説明がなされた。

 決意表明の中で、堀 憲郎副会長(日本歯科医師会会長)は「財政的な視点のみで給付と負担のあり方を問うことがあってはならないという医療界の共通認識のもとで対応してきた。歯科界は国民の健康と生活を守る立場で、全力を挙げて取り組んでいく」と述べた。

 その後、会場では決議文「人生100年時代を迎えるなか、幸福な国民生活を将来にわたりおくるためには、必要な医療・介護を安心して受けられるようにしなければならない。よって、持続可能な社会保障制度の確立に向けて、適切な財源を確保するよう、本大会参加者全員の総意として、強く要望する」が採択され、最後に会場全員による力強い頑張ろうコールで閉会となった。