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2020年3月20日

Club GP、第18回年次総会を開催

初の試みとなる「Youtube」によるライブ配信

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 さる3月20日(金)、ブリーゼプラザ(大阪府)において、Club GP第18回年次総会(佐藤琢也代表)が開催された。今回、新型コロナウイルスの影響を受けて初の試みとなる「Youtube」によるライブ配信が行われた。

 まず、佐藤琢也氏(大阪府開業)より開会の挨拶が行われ、今回の開催趣旨や同会の活動内容および予定などが紹介された。演者として瀧野裕行氏(京都府開業)、佐藤氏、鈴木真名氏(東京都開業)が登壇し、講演が行われた。

 瀧野氏より「歯周形成外科におけるGrowth Factorの有用性」と題する講演が行われた。日本で購入できる再生材料であり、瀧野氏も使用しているというr-PDGF、エムドゲイン、リグロスを紹介。その後、根面被覆術を行った症例を主に供覧し、その術式については動画を用いてつぎつぎと解説した。

 次に佐藤氏より「Microsurgeryによる歯周外科の到達点-Microsurgical approaches in Periodontal Prastic Surgery-」と題して、前・後半にて講演が行われた。歯肉退縮した部位に根面被覆術を行った症例や歯間乳頭を再建した症例などを提示し、そのほとんどの症例に対して、マイクロスコープを用いた治療を行っていると述べた。また、マイクロスコープによる歯周外科治療を行う際に、みずからが使用している器材や材料などを提示。さらに、材料にもこだわったうえで治療を行うことが非常に重要であると強調した。

 最後に鈴木氏より「CONSIDERATION for PAPILLA RECOSTRUCTION PROSTHEDURE」と題する講演が行われ、結合組織移植が自身の臨床の最大テーマであるとし、天然歯と天然歯の間、ポンティックとインプラントの間など、6パターンの歯間乳頭再建術を提示。各パターンの術式のテクニックやポイントなどが詳説された。

 その後、佐藤氏の進行のもとシンポジウムが行われた。会場やYoutubeのコメントからは多くの質問が寄せられ、非常に盛会となった。