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2020年12月6日

第7回日本アライナー矯正歯科研究会をオンライン開催

国内外から多数の演者が登壇し盛会となる

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 さる12月6日(日)、セントラルパークタワーラトゥール新宿(東京都)において、日本アライナー矯正歯科研究会(JAAO)による第7回日本アライナー矯正歯科研究会(尾島賢治大会長)が、オンラインのセミナーとして開催された。同研究会は2014年から東京大学伊藤謝恩ホールにて毎年開始され、これまでに国内外から99名のスピーカーを迎え、100を超えるアライナーに関するトピックスを実施してきた。

 開会挨拶において尾島賢治氏(東京都開業)は、「アライナー矯正治療って何? というフェーズであったシード期から始まり、さまざまな先生の症例や論文が出て咬合・補綴治療まで行えるようになってきたアーリー期、今年はついに外科矯正にもアライナーを導入するエクスパンジョン期として、各分野の専門家との連携によるインターディシプリナリーをテーマに開催する」と、長年にわたるアライナー矯正治療の浸透・進化を総括した。以下に演題演者を示す。

「DSD Aligner」(尾島賢治氏)
「アライナーを使用したインターディシプリナリー矯正治療の可能性」(甘利佳之氏、東京都開業)
「インビザラインとSuresmile」(荒井昌海氏、東京都開業)
「3D Space redistribution with Invisalign system for implant」(Yau Yi Kwong氏、台湾)
「Interdisciplinary with Aligner Orthodontics」(Ravi Nanda氏、コネチカット大歯学部)
「The role of an orthodontist in the interdisciplinary care team for OSA」(Narandr Chevangkul氏、タイ開業)
「無呼吸症候群患者へのサージェリーファースト+アライナー矯正治療」(菅原準二氏、宮城県勤務)
「インプラントとアライナー矯正」(勝山英明氏、神奈川県開業)
「Aligner vs Conventional: Which entity superior for periodontium? That is the Question」(築山鉄平氏、福岡県開業)
「インハウスアライナーの未来」(渡辺仁資氏、東京都勤務)
「アライナー矯正治療におけるインターディシプリナリーアプローチ:インビザラインシステムとCBCTの活用」(五十嵐祐二氏、東京都開業)
「矯正と補綴の融合~アライナー矯正の可能性とゴール設定~」(長尾龍典氏、京都府開業)

 また講演の間には、会場と登壇者らをZOOMでつなぎディスカッションを実施。午前のディスカッションでは、尾島氏、山崎長郎氏(東京都開業)が会場で進行役となり、ZOOMにて甘利氏、荒井氏が参加。クリアコレクト(ストローマン・ジャパン社)と、SureSmile(デンツプライシロナ社)、そしてインビザライン(インビザラインジャパン社)におけるデジタルソリューションの特徴などについて対談した。

 午後の部のディスカッションでは尾島氏の進行で、甘利氏、五十嵐氏、築山氏、長尾氏が対談。アライナーとマルチブラケットの治療の違いや、アライナー矯正の治療ノウハウについて意見交換がなされた。

 なお次回の日本アライナー矯正歯科研究会は、きたる2021年12月5日(日)、6日(月)に開催予定。