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2021年1月17日

5th Greater Nagoya Dental Meeting、オンラインで開催

「コロナに負けない歯科医療の本質を探る」をテーマに100名以上が視聴

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 さる1月17日(日)、5th Greater Nagoya Dental Meeting(飯田吉郎大会長)が「コロナに負けない歯科医療の本質を探る」をテーマに株式会社DoctorBookのウェブサイト上にて開催された。本会は「名古屋から世界へ」を合言葉に、2017年より毎年1月に愛知県にて開催されていたが、本年は新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン上での開催となった。

 大会長の飯田氏(愛知県開業)による開会の挨拶の後、各演者による講演が行われた。まず、Aki Yoshida氏(歯科技工士、Gnathos Dental Studio)が登壇。「歯科医師、歯科技工士、患者の三者がWin Win Winになるために」と題し、主に前歯部の色調について、デジタルカメラによるシェードテイキングを行う際の注意点を解説。外光によっても色の見え方はかなり異なるとのことで、補綴装置製作時の色調再現の際には、室内の明るさはニュートラルにしなければならないと述べた。

 続いて、築山鉄平氏(福岡県開業)は「人生を影で日向で支える歯科医療の未来」と題し、主に自身が現在行っている予防歯科について解説。そのなかで、カリエスリスクや歯周病のリスクは患者1人ひとりによって異なると述べ、各患者に応じたオーダーメイドのメインテナンスを実施する必要があると強調した。

 次に、石川知弘氏(静岡県開業)が「再生療法における難症への対応」との演題にて登壇し、1壁性の骨欠損や根分岐部病変に対して歯周組織再生療法を行った症例などを提示した。

 最後に、寺内吉継氏(神奈川県開業)による講演「破折器具除去方法の勘所」が行われ、直線根管や湾曲根管の破折ファイル除去の方法を紹介。湾曲根管の破折ファイル除去においては、現在自身が行っているオイルを用いた方法について、その手法を詳細に解説していた。

 各演者の講演の後には活発な質疑応答もあり、オンライン上でも本会は盛会となった。