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2021年3月7日

日本臨床歯科学会東京支部、第2回“Webinar”ステップアップミーティングを開催

2回目のウェブ開催に189名が視聴し、盛会になる

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 さる3月7日(日)、日本臨床歯科学会東京支部(大河雅之会長)による2020年度第2回“Webinar”ステップアップミーティングが、オンラインミーティングプログラムのZoomにて開催された。本ミーティングは、ステップアップミーティング委員会の「コロナ禍でも学術を止めてはならない」という強い思いから実現したもので、今回ステップアップミーティングとしては2回目のウェブ開催となった。
 
 当日は、武川泰久氏(埼玉県開業)の司会のもとに進行。まず、会長の大河雅之氏(東京都開業)が登壇し、開会の挨拶を行った。その後、会員発表、教育講演がそれぞれ1題ずつ実施された。

 会員発表は、新藤有道氏(東京都開業)の座長のもと、目代 匡氏(東京都開業)が「生理的顆頭安定位を模索した咬合再構成の一例」と題して講演。アングルⅡ級2類、かつオトガイがやや左側に偏位している患者に対して、スタビライゼーションスプリントを用いて顎位を安定させた後に、咬合再構成を行った症例を供覧した。講演後には、スプリントを装着してもらう際の患者への説明、何を基準に咬合挙上を行ったかなどについて質疑応答が行われた。

 教育講演では、栗原一雄氏(埼玉県開業)が「インプラント治療の基礎を学ぶ」と題し講演を行った。まず、氏は埼玉県歯科医師会が公表した歯科での医療事故、医療紛争におけるインプラント治療の割合の多さについて言及し、それをふまえてインプラント治療を行う際の検査、診断および解剖学の重要性について述べた。インプラント治療には最低限の技術も必要であるが、なにより“知識”をもつことで医療事故、医療紛争を防ぐことにつながると語った。最後に、植松厚夫氏(東京都開業)が閉会の辞を述べ、本会が締めくくられた。