2021年3月26日掲載
官民協働の県民運動で健康寿命の延伸に期待
山口県歯、「健口スマイル推進事業」に関する連携協定を締結

「健口スマイル推進事業」とは、歯・口腔の機能低下の予防・改善を通じて県民の健康寿命の延伸を目的とした各種取組を行う事業で、官民協働の県民運動である。本事業の特徴は、県民がみずからお口の健康を意識して口腔健康管理を実践していくことであり、地域の人々により本運動を自走させ、継続性のある運動としていく仕組みづくりを目指している。
本締結式は、村岡嗣政氏(山口県知事)、小山茂幸氏(山口県歯科医師会会長)、金子郁子氏(山口県歯科衛生士会会長)、吉岡貴司氏(サンスター株式会社)、久米裕康氏(ライオン株式会社)、平井秀治氏(株式会社ロッテマーケティング本部)、吉村 猛氏(株式会社山口フィナンシャル・グループ)の7名が出席し、「健口スマイル推進事業」への想いが語られた。
小山氏は、参画した各社に感謝の言葉を述べるとともに、4月より企業の職務員の啓発活動や小学生の昼食後の歯磨きのさらなる実践、お口の体操などの実証事業を幅広く展開し、県民の健康長寿をサポートしたいとした。また中長期的には山口県の医療費削減にも寄与したいとし、本事業が山口県から全国にも広がり、日本国民への健康寿命の延伸に寄与することに期待を寄せた。
また、村岡氏からは、山口県が全国よりも10年早く高齢化が進んでいること述べられ、歯科口腔保健の推進を通じて全身の健康や生活の質を保つことが重要との考えを示した。そのうえで、県対策として適切な栄養摂取やう蝕と歯周病の対策、定期的な歯科検診などを進めていると述べ、「各世代に適した口腔の健康づくりに取り組むことで生涯にわたりおいしく食べ楽しく話し、笑顔あふれる人生100年時代を目指したい」と語った。