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2021年7月15日

日歯、定例会見を開催

歯科医師によるワクチン接種研修修了者、18,000名を超える

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 さる7月15日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 冒頭の挨拶の中で堀会長は、まず歯科医師によるワクチン接種の状況について言及。歯科医師によるワクチン接種は順調に進んでいるとの認識を示すとともに、研修修了者が18,045名となったことを報告した(7月13日現在)。次に、堀執行部として「2040年を見据えた歯科ビジョン」への具体的な取り組みについてふれ、「健康寿命の延伸に向けた疫病予防・重症化予防に貢献する」「地域を支える歯科医療を推進する」「質が高く効率的な歯科医療提供体制を確保する」「個人の予防・健康づくりをサポートする」「多様なニーズに応え社会貢献を果たす」の5つの柱を中心に、所管を横断する課題として一体感をもって取り組んでいきたいと述べた。

 柳川忠廣副会長からは、堀会長の歯科医師によるワクチン接種報告に追加する形で報告が行われた。47都道府県のうち26都道府県歯科医師会がワクチン接種業務にあたっていると説明し、延べ3,813名の歯科医師が232,940名を対象に接種を行ったと報告(7月14日現在)。また、ワクチン接種のための研修システム(Eシステム)を行っていることにふれ、ITが苦手な日歯会員もいるなか6,800名の会員が初めてEシステムを使った点に注目し、「国難にあたってワクチン接種の使命感に燃え、責任感から受けたと感じている」との感銘を受けた旨の言葉で締めくくった。