Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2022年2月26日

(公社)日本口腔インプラント学会、関東甲信越支部第41回学術大会を開催

「包括歯科治療におけるインプラントを再考する」をメインテーマに

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる2月26日(土)から3月4日(金)、Live形式(26日、27日)およびオンデマンドWeb配信形式で、公益社団法人日本口腔インプラント学会第41回関東甲信越支部学術大会(萩原芳幸大会長、池田貴之実行委員長、簗瀬武史支部長)が盛大に開催された。

 「包括歯科治療におけるインプラントを再考する」をメインテーマに、シンポジウム2題、特別講演1題、専門医教育講座1題、専門歯科技工士教育講座1題、審美補綴セミナー1題、歯科医師・歯科衛生士合同セミナー1題、専門歯科衛生士教育講座1題、ポスター発表、企業共催セミナー3題など、多くの演題が披露された。新たな専門医の標榜をめざしている本学会の現状況のなか、歯科専門医制度や保険診療に特化した講演のほかに、メインテーマを踏襲したシンポジウムやセミナーには臨床家が演者として名を連ねる講演に興味が集まった印象の大会となった。

 シンポジウム1「抜歯基準とインプラントへの移行」では、歯内療法の立場から福西一浩氏(大阪府開業)、歯周治療の立場から岩野義弘氏(東京都開業)の2名、シンポジウム2「骨造成を成功に導くために」では、水上哲也氏(福岡県開業)、北島 一氏(静岡県開業)、石川知弘氏(静岡県開業)の3名、審美補綴セミナー「インプラント審美補綴の基礎と臨床」では、行田克則氏(東京都開業)が登壇し、著名臨床家による圧巻の講演内容が好評を博した。

 残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、現地開催とういう形式は取られなかったが、充実のプログラム内容で注目を集めた大会となったことは間違いなさそうである。次回第42回大会の大会長である栗田 浩氏(信州大教授)のあいさつにもあったように、来年度の現地開催(長野県)にも強い意欲が感じられた。