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2022年6月30日

日歯、定例会見を開催

人口減少社会を見据え、医科歯科連携の重要性を強調

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 さる6月30日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 冒頭の挨拶の中で堀会長は、さる6月25日に行われた日本医師会の役員選挙について言及。中川俊男前会長に労いの言葉を述べた後、新会長に就任した松本吉郎氏に「医療界全体の要として強いリーダーシップを期待したい」とコメント。これからの人口減少社会に向けて、歯科界として「医科歯科連携はきわめて重要な取り組みになる」との認識を示し、これまで以上に日本医師会との連携を図りたいと前向きな姿勢を示した。また、21日の閣議において厚生労働省の新事務次官に就任した大島一博氏に対し、「医科歯科分野のICT活用と合わせ、日本の口腔保健の充実と歯科医療の提供体制の強化にご尽力いただきたい」と期待を込めた。
 
 続いて、記者会見前の理事会にて議論された令和5年度制度・予算について言及。骨太の方針に加えて、1)歯科受診が困難な患者さんの受け皿となる病院歯科の充実、2)歯科の需給にかかわる全国調査、3)歯科のレセコンの標準規格への対応、4)歯科診療情報と健診情報とのPHRの紐づけ――以上の4点を要望したことが報告された。

 その後は、柳川忠廣副会長より歯科医師による新型コロナウイルスワクチン接種の報告が行われた。5月の接種実績について8都道府県歯、25会場にてワクチン接種が行われた現状に対し、「3度目の接種が進み、各自治体で打ち手が確保されている」と総括した。