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2022年7月17日

オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(OJ) 2022年 年次ミーティング開催

過去最大の800名を集め20周年記念大会が盛大に開催される

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 さる7月17日(日)、18日(月)の両日、ホテルグランヴィア京都(京都府)において、オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(以下OJ、瀧野裕行会長)2022年 年次ミーティングが「伝統がもたらす革新 ~我々は何を学び何をすべきか~」をテーマに開催された。大会直前になって全国的にCOVID-19感染者が急増したため、昨年に続いて今年も現地とWeb配信によるハイブリッド形式の年次ミーティングとなった。

 初日の午前は、2021年および2022年の2月に開催されたOJミッドウィンターミーティングにて選出された10名の演者による会員発表が行われ、岡 正信氏(和歌山県開業)、奥村昌泰氏(広島県開業)、筒井純也氏(大阪府開業)、芳賀 剛氏(福岡県開業)、大川敏生氏(兵庫県開業)、奥田浩規氏(兵庫県開業)、菊地康司氏(千葉県開業)、月星太介氏(愛知県勤務)、寺尾 豊氏(新潟県開業)、溝上宗久氏(福岡県開業)がそれぞれ講演した。

 午後はKent T. Ochiai氏(米国開業)による基調講演に続いて、初期会長講演として本会の初代会長である岡田隆夫氏(大阪府開業)、二代目会長の宮本泰和氏(京都府開業)、三代目会長の木原敏裕氏(奈良県開業)が登壇し、OJ発足時のエピソードや苦労話、また30年を超える長期症例などを供覧した。その後のモデレーターを瀧野現会長が務めた総合ディスカッションでは、2002年に東京で行われた第1回目のOJ年次ミーティングの秘話なども語られ、会場はおおいに盛り上がった。

 2日目の午前は正会員コンテストが行われ、相宮秀俊氏(愛知県開業)、猪子光晴氏(北海道開業)、増田英人氏(大阪府開業)、宮崎恵子氏(デンテックインターナショナル、歯科技工士)が登壇し、インプラントを用いた咬合再構成治療、長期予後を考慮したトップダウントリートメント、テクニックセンシティブな術式を組み合わせた審美領域における抜歯後即時埋入、デジタル技術を用いた補綴装置形態の検討などのテーマの講演が行われた。なお、OJ Awardは増田氏が受賞した。続くファウンダー講演では、山崎長郎氏がインターディシプリナリーアプローチを用いたインプラント症例を数多く披露し、圧巻の補綴修復技術を見せつけた。

 午後にはOJが誇るエキスパートたちによる3つのシンポジウムが行われた。以下にテーマと演者を列記する。

シンポジウム1「ライフステージを考慮したインプラント治療」林 美穂氏(福岡県開業)、牧草一人氏(京都府開業)
シンポジウム2「ボーンアンカードフルブリッジVs I.O.D.の長期予後」白鳥清人氏(静岡県開業)、倉嶋敏明氏(新潟県開業)
シンポジウム3「審美領域におけるインプラント治療の長期予後」佐々木 猛氏(大阪府開業)、土屋賢司氏(東京都開業)

 別ホールでは、2日間にわたって歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士の計20名による歯科技工士セッションと歯科衛生士セッションが繰り広げられ、盛況となった。また、前日の16日の夜に開かれた懇親会では、ステージにて舞妓が演舞を披露するなど京都らしい催し物で参加者をおおいに楽しませていた。