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2008年10月23日

日歯、定例会見を開催

日歯レセコンソフト開発事業化を決定、事業者にNTTデータを選定

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 さる10月23日(木)、歯科医師会館にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。
 会見のなかで近藤勝洪副会長は、同日開催された理事会にてレセコンソフト開発事業化を決定し、事業者に株式会社NTTデータ(東京都、山下 徹代表取締役社長)を選定したことを報告。平成22年1月にはソフトのサービスを実施する意向を示した。また、現在に至るまでの経緯を説明したうえで、「どの段階でも評価を行ったが、最終的に日歯とNTTデータの考え方(価格も含めて)が一致した」と選定理由について述べた。
 開発費用については、「会費を使うため、さまざまな意見が出たが、日歯にデータが入ることにより、未導入会員以外にも還元できると考えている。受益者も負担し、それ補うかたちで日歯も負担する」と述べた。
 日歯は今回の開発事業のコンセプトとして、(1)レセコン未導入会員への対応(2)紙レセプト入力処理への対応(3)高いセキュリティの確保(4)安価なコスト(5)既存ベンダーとの共存―― の5点を挙げている。また、機能概要として(1)初心者でも簡単に操作できること(2)必要最低限の機能とすること(3)将来の機能拡張を有すること―― の3点を挙げ、主な機能として(1)レセコン機能(2)代行請求業務(3)その他(データバックアップなど)を組み込むとしている。
 日歯レセコンソフト開発については、平成23年度より完全義務化されるレセプトオンライン請求に対応するために、平成19年11月よりレセプトオンライン請求に対応に関するマスタープランを策定し、レセプトオンライン検討委員会を開催するなどしてソフト開発事業に関する調査および開発事業者の選定を行っていた。