2023年11月23日掲載

イタリアよりFrancesco Amato氏を招聘し、難症例においても最適な審美的成果を達成するためのさまざまなアイデアが披露される

ZimVie PROFESSIONAL CONFERENCE 2023が開催

ZimVie PROFESSIONAL CONFERENCE 2023が開催
 さる11月23日(木)、JPタワー ホール&カンファレンス(東京都)において、ZimVie PROFESSIONAL CONFERENCE 2023(ジンヴィ・ジャパン合同会社主催)が、約250名を集めて開催された。本会は東京駅直結とアクセス抜群の会場で、国内外の著名臨床家が登壇し、事前申込制ながら受講料無料という大盤振る舞いで催された。演者と演題を以下に列挙する。

Lecture.01「New Encode®Emergenceを用いたデジタル補綴治療」本間輝章氏(千葉県開業)
Lecture.02「包括歯科治療の視点からみたT3®PROインプラントの考察」佐分利清信氏(愛知県開業)
Lecture.03「T3®と T3®PROは何が違い、何が違わないのか」牧草一人氏(京都府開業)
Lecture.04「New Concepts in Implant Dentistry」Francesco Amato氏(イタリア開業)
Lecture.05「T3®PROの特徴とPlatform Switchingの考察」船登彰芳氏(石川県開業)

 講演内容は、おもにZimVie社の新製品を臨床応用した際の使用感や特色、従来製品から進化した点などにフォーカスされた。なかでも、Encode®エマージェンス インプレッションシステム ヒーリングアバットメントは、ヒーリングアバットメントと印象用コーピング、さらにスキャンボディの機能が一体となった3-in-1のヒーリングアバットメントで、デジタルデンティストリーとの親和性の高さが強調された。また、新しいインプラントであるT3®PROは、T3®インプラントからボディデザインは変わっても外科プロトコルは変わらず、大幅に進化しつつもユーザーフレンドリーなシステムであることが周知された。

 海外スピーカーのAmato氏は、自身の研究を多く引用し、できるだけ低侵襲なインプラント治療でどのように審美性を獲得するかをテーマに講演を展開し、Guided Tissue Preservationテクニックや矯正的挺出(OISD)、さらにエクストラショートインプラントを活用した症例も供覧しながら、開業医が直面しうる困難な症例であっても、理想的な審美的成果を得るためのノウハウを惜しみなく披露した。

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