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2024年2月17日

日本臨床歯周病学会関東支部、「歯周矯正のすすめ~若手臨床家の集い」を開催

講義およびワークショップという合宿形式での新たな試み

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 さる2月17日(土)、18日(日)の両日、クロスウェーブ幕張(千葉県)において、日本臨床歯周病学会関東支部(神山剛史支部長)主催によるワークショップ「歯周矯正のすすめ~若手臨床家の集い~」が、講師に土岡弘明氏(千葉県開業)、吉野宏幸氏(埼玉県開業)、工藤 求氏(東京都開業)を迎え開催された。

 初日はまず、支部長の神山氏(埼玉県開業)により本ワークショップの趣旨説明が行われた。いま国内外の学会でも注目されている「歯周矯正」をテーマに、その基本的な知識や治療計画の考え方までを2日間の講義とワークショップで学ぶという新たな試みであり、若手臨床家の明日の臨床へ役立つものとしたいと述べた。

 つづいて土岡氏が、顔貌、口腔内およびX線写真などの基礎資料の採り方から、各資料を見る際の注意点やポイントを解説。なかでも「正常像を知ること」の重要性を強調した。また、1枚のパノラマX線写真から患者の骨格性(Ⅰ級・Ⅱ級・Ⅲ級)を想定して問題点を把握すること、そして口腔内写真から最終的な治療ゴールを想像することの大切さを述べた。

 2日目は、吉野氏が登壇し、セファログラムを用いた顔貌分析で患者のフェイシャルパターンを把握する重要性を述べるとともに、咬合再構成を考慮した5つのステップを挙げたうえで、さまざまな症例を供覧しながらそのポイントを解説した。

 つづいて、工藤氏のコーディネートのもと、8つのグループに分かれ、受講者および工藤氏が提示した症例に対し、各グループで治療計画を考えるケースディスカッションが行われた。根管治療、歯周組織再生療法、矯正歯科治療、インプラント治療、補綴治療などのさまざまな治療オプションの費用を設定したうえで、各グループで立案した治療計画とその総治療費について発表し合った。理想的な治療計画を立案するため、熱心に意見を出し合う受講者の姿が印象的であった。熱気に包まれたまま2日間のワークショップが終了した。

 なお、本ワークショップの講師陣による連載「Perio Ortho Synergy~包括的歯周治療のすすめ」が、ザ・クインテッセンス誌で隔月にて連載中。