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2008年10月10日

第25回日本障害者歯科学会学術大会開催

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 さる10月10日(金)・11日(土)、品川区立総合区民会館きゅりあん(東京都)にて、第25回日本障害者歯科学会学術大会(森崎市治郎理事長、向井美惠大会長)が、約1,800名の参加のもと開催された。「障害者歯科の近未来―チーム医療と国際連携―」をメインテーマとした今会は、障害者歯科の今後の国際連携に焦点を当てた「近隣諸国との連携(座長:妻鹿純一氏/日大松戸歯学部障害者歯科学講座教授、池田正一氏/神歯大教授)」をはじめとする3つのシンポジウムの他、特別講演「摂食・嚥下リハビリテーションとチームワーク(才藤栄一氏/藤田保健衛生大医学部リハビリテーション医学講座教授)」や教育講演、さらに4つの教育講座などが行われた。
 11日の午前のシンポジウム「スペシャルニードのある人たちへの歯科医療~歯科専門領域の連携と近未来~(座長:福田 理氏/愛院大歯学部教授、安井利一氏/明海大学長)」では、障害者をはじめ、小児、高齢者などの"スペシャルニード"のある患者さんに対する一般歯科と専門歯科分野の連携、および専門分野同士の連携の必要性から、各領域の専門家からどう調和を図っていくべきかが述べられた。
 また、午後のシンポジウム「障害者歯科の地域連携(緒方克也氏/おがた小児歯科医院、足達慶信氏/足達歯科医院)」では、障害者学級や高齢者施設にはたらきかけたり、訪問診療に奮闘する地域と連携した歯科医院の活動が紹介される一方で、連携していくうえでの課題や、障害者を受け入れる歯科医院の体制に地域差があるといった問題点も浮き彫りとなった。