トピックス 2009年9月6日掲載 「COMPOSITE ARTISTRY――Creating Anterior Masterpieces」をテーマに <font color='green'><b>Newton Fahl, Jr.氏初来日記念講演会開催</b></font> 後で読む さる9月6日(日)、THE GRAND HALL(東京都)において、「Newton Fahl, Jr.氏 初来日記念講演会 COMPOSITE ARTISTRY――Creating Anterior Masterpieces」((株)トクヤマデンタル主催)が開催された。会場は、コンポジットレジン(以下、CR)による審美的な直接CR充填修復で世界的に著名なNewton Fahl, Jr.氏の初来日とあって、修復がテーマの講演会としては異例の300名以上の参加者がつめかけた。 Newton Fahl, Jr.氏は、CR材料の選択として、マイクロフィラー・ハイブリッド・ナノフィルの物性を説明。色調の選択として、色相・彩度・不透明性・明度・蛍光性・乳白光を考慮することが重要と提言。そして、まちがった不透明性を選ぶと、CRの彩度・明度が失われ、CRの厚みが増すと、表面の明度・彩度(色の濃さ)が変わることを説明した。 ケースプレゼンテーションでは、歯冠破折による前歯部4級病変の症例などの修復例を示し、市販のシェードガイドは各製品の色と相関していないことから、精緻な色彩管理を行うのであればカスタムでつくったシェードガイドを利用することが必要なことを述べた。また、ダイレクトベニアの症例も示された。実際に模型に直接CR充填修復している過程を示すハンズオンも注目を集めた。