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2010年7月11日

Ziel NAGOYA 3rd Meeting開催

Aki Yoshida氏の講演に若手歯科技工士が参集

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 さる7月11日(日)、プライムセントラルタワー名古屋(愛知県)において、Ziel NAGOYA 3rd Meeting(鈴木宏輔代表、SUN DENTAL LABORATORY)が、米国ボストンで活躍するAki Yoshida氏(吉田明彦氏、Gnathos dental studio)を演者に迎えて行われた。今回は1月に行われた設立記念講演会を上回る150名分の席を用意したが、それでも予約だけで満席になるほどの盛況をみせ、世界的な知名度を誇る吉田氏ならびに同スタディグループへの関心の高さをうかがわせた。

 坂 清子氏(ノリタケデンタルサプライ顧問)の「ノリタケポーセレンは、テクニカルインストラクターの吉田先生の協力によって、現在の米国での知名度・評価を得ることができた」という言葉を受けて登壇した吉田氏は「前歯部の審美補綴を成功に導くための要素」と題した講演を行った。吉田氏は、「若い歯科技工士が多いので、普段行っている臨床を包み隠さず説明します」という言葉の通り、シェードテイキング時の注意点から陶材築盛まで、実践的な臨床のテクニックを披露した。とくに、QDT Art & Practice2010年3月号に掲載された歯科用分光光度計Crystaleye(オリンパス,ペントロンジャパン)を用いた測色や、咬合平面・正中・目の位置の模型での再現、築盛に用いた陶材の過去15年分の記録など、そのきめ細やかなテクニックが随所にみられた講演となった。

 本講演は会場を埋め尽くした多くの若手歯科技工士にとって、非常に有意義な内容であったのではないかと思う。将来、本スタディグループから、吉田氏のように世界的に活躍する歯科技工士が誕生することを期待したい。