トピックス 2008年8月31日掲載 国民医療としてのインプラント治療を見据え、盛大に開催 <b><font color='green'>第5回 日本顎顔面インプラント学会学術研修会</font></b> 後で読む さる8月31日(日)、いわて県民情報交流センター(岩手県)にて、「第5回 日本顎顔面インプラント学会学術研修会」(瀬戸★一[★=日へんに完]理事長)が、「インプラント手術の基本と最前線」をテーマに開催された。 午前の部では、野坂洋一郎氏(岩手医科大教授)が「インプラント成功のための口腔底解剖」と題し、安全にインプラント治療を行うための臨床解剖学について述べた。また、國弘幸伸氏(慶大医学部耳鼻咽喉科准教授)が「口腔インプラント治療のための副鼻腔病変」と題し、主に上顎洞自然孔の閉塞の誘因について多くの症例を提示しながら解説した。 ランチョンセミナーでは、福田雅幸氏(秋田大医学部附属病院歯科口腔外科准教授)が「顎切除後のオーラル・リハビリテーション」と題し、口腔顎顔面の形態的・機能的障害の改善方法について述べた。 午後の部では、矢島安朝氏(東歯大教授)が「インプラント手術の実際ー氾濫する情報に惑わされないためにー」と題し、最新のコンセンサスレポートを照らし合わせた手術手技について解説した。続くDr. Detlef Hildebrand(ドイツ開業)が「Implant-supported oral Reconstructions for Edentulous Patients regarding to functional and aesthetic aspects」と題し、口腔機能および審美再建のために必要なコンピュータガイドシステム、コーンビームCT、CAD/CAMテクノロジーについて講演した。 最後に、本学会の理事長である瀬戸★一[★=日へんに完]氏(鶴見大歯学部特命教授・学長補佐)がインプラント治療を国民医療として確立していくことを訴え、本会を締めくくった。