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2011年9月23日

日本歯周病学会2011秋季学術大会(第54回)開催

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 さる9月23日(金)、24日(土)の両日、下関グランドホテル・海峡メッセ下関(山口県)において、日本歯周病学会2011秋季学術大会(第54回)(栗原英見大会長、吉江弘正会長)が盛大に開催された。本大会は初日に各種委員会、理事会などが行われ、学術大会は24日のみの開催で、大会テーマには「連携医療における歯周病治療」が掲げられた。

 会場では、特別講演「再生医療の最前線」(大和雅之氏、東京女子医大教授/村上伸也氏、阪大教授)、「HIV感染症と歯科治療」(高田 昇氏、広島文化学園大教授/柴 秀樹氏、広大准教授)、「Trends in Periodontal Research;where have we been and where are we going?」(Dr. TE Van Dyke:米国・The Forsyth Institute)、「これからの医学と医療―高齢化社会における医療連携」(高久史麿自治医科大学長)の4題、ペリオドンタルメディシン委員会企画シンポジウム「ペリオドンタルメディシン研究の現状と展望―日本人におけるエビデンス―」(オーガナイザー:西村英紀氏、広大教授)、日本口腔検査学会共同シンポジウム「歯周治療における口腔検査の展望」(オーガナイザー:高柴正悟氏、岡山大教授)、認定医・専門医教育講演1題、歯科衛生士教育講演2題、市民公開講座、ランチョンセミナー3題、一般演題ポスター、臨床(認定医・専門医)ポスター、歯科衛生士症例ポスターなど、盛りだくさんな内容が披露された。

 大会のメインテーマが「連携医療における歯周病治療」ということもあって、特別講演やシンポジウムは医療連携、ペリオドンタルメディシンの現場の声が多く登場し、取り組みが奏効している部分と問題点が浮き彫りにされた点は興味深い。それぞれの取り組みも政治が介在しなければならない部分も多く、長く試行錯誤が続くものと思われるが、学会として現場の声を発信していく機会は増えそう。