2021年4月号掲載
#03 日頃お世話になっているMMAレジン
要注意!! 重合促進しようとして熱を加えすぎると変形します!
今回は日頃お世話になっているMMAレジン(メチルメタクリレートレジン:以下、MMA)の話をしたいと思います。MMAには、加熱重合型と常温重合型(即重〔即時重合〕とよぶ方がいますが、現在はこちらが正式名称)、光重合型があります。加熱重合型は義歯床用レジン、常温重合型はテンポラリークラウン(以下、Tek)・義歯修理、個歯・個人トレー、常温重合型や一部の光重合型は義歯のリライン材に使われています。
構造について
MMAは単官能性モノマー(モノマーは「1つの分子」の意)で、ポリマー(ポリは「多く」の意)は線状構造を呈します。また、コンポジットレジンに使う多官能性モノマーは結合箇所が複数あるので、ポリマーは架橋(網目)構造を呈します(図1)。この線状高分子は、構造的に1本のポリマーからなる鎖です。鎖同士は分子間力で固まっているので弱く、加熱すると溶けた状態となるので熱可塑性樹脂といいます。鎖同士の結合が弱いため鎖の間に溶媒が入りやすく、モノマーや溶媒に溶けやすい性質をもちます。この性質から補修しやすい材料とされ、修正が必要な症例に使用されています。
今回は日頃お世話になっているMMAレジン(メチルメタクリレートレジン:以下、MMA)の話をしたいと思います。MMAには、加熱重合型と常温重合型(即重〔即時重合〕とよぶ方がいますが、現在はこちらが正式名称)、光重合型があります。加熱重合型は義歯床用レジン、常温重合型はテンポラリークラウン(以下、Tek)・義歯修理、個歯・個人トレー、常温重合型や一部の光重合型は義歯のリライン材に使われています。
構造について
MMAは単官能性モノマー(モノマーは「1つの分子」の意)で、ポリマー(ポリは「多く」の意)は線状構造を呈します。また、コンポジットレジンに使う多官能性モノマーは結合箇所が複数あるので、ポリマーは架橋(網目)構造を呈します(図1)。この線状高分子は、構造的に1本のポリマーからなる鎖です。鎖同士は分子間力で固まっているので弱く、加熱すると溶けた状態となるので熱可塑性樹脂といいます。鎖同士の結合が弱いため鎖の間に溶媒が入りやすく、モノマーや溶媒に溶けやすい性質をもちます。この性質から補修しやすい材料とされ、修正が必要な症例に使用されています。