トピックス 2012年9月29日掲載 「歯科医療の未来を拓くレーザーと光」をテーマにOCTからPDTまで <font color='green'><b>第12回日本歯科用レーザー学会総会・学術大会開催 </b></font> 後で読む さる9月29日(土)、30日(日)の両日、東京医科歯科大学歯学部特別講堂において、第12回日本歯科用レーザー学会総会・学術大会(三浦宏之大会長、野口俊英会長)が開催された。 本大会のテーマには「歯科医療の未来を拓くレーザーと光」が掲げられ、2日間にわたって、学会長講演「レーザーを用いた最新の歯周治療~ナノ粒子を応用した先進的アプローチ」(野口俊英氏、愛院大教授)、次期学会長講演「レーザーを使った補綴治療とレーザー溶接」(南里嶽仁氏、福岡県開業)、シンポジウム「レーザーを応用した保存治療」(新海航一氏、日歯大新潟生命歯学部教授/津田忠政氏、東京都開業/庄司 茂氏、東北大)、一般講演9題、安全対策講習会「レーザーを安全に使用するために忘れてはならないこと」(福田光男氏、愛院大教授)、特集「レーザーと光による最先端歯科治療について」の2題、企業講演3題、などが行われた。 演題のなかにはOCTやPDTも取り上げられ、メインテーマにもある「光」に着目した講演が散見された。これからはレーザーというよりは「光」という大きな括りに淘汰されていくのかもしれない。また、WaterLaseに代表されるEr,Cr:YSGGレーザーの臨床応用も盛んで、臨床家にとっては使いやすい器材のよう。つい最近「i-Plus」という新型が発売になり、Er:YAGレーザーと比較しても、数段上をいく硬組織切削能力があるという。ただし、WaterLase同様、まだ認可は得られていない。