2019年3月8日掲載
歯科学会初、「健康な食事・食環境」コンソーシアムに参加
(公社)日本補綴歯科学会、記者会見を開催

市川哲雄理事長による挨拶のあと、まず、歯科学会として初めて「健康な食事・食環境」コンソーシアムに参加することが窪木拓男氏(研究企画推進担当理事)より報告された。本コンソーシアムは、(特非)日本栄養改善学会(武見ゆかり理事長)が中心となり、平成29年度より生活習慣病予防のための社会環境整備として「健康な食事・食環境」推進事業に取り組んでいる。本会見に同席した武見氏は、咀嚼機能維持向上を目指す歯科の学術団体として日本歯科補綴学会が初めて参加することになったことに対し、今後の展開に期待を寄せた。本コンソーシアムの参加団体は、日本補綴歯科学会を含めて11学協会となる。
その後、馬場一美氏(学術担当理事)より、「第1回JPS student clinical skills competition(学生技能コンペティション)」をきたる6月16日(日)に開催することが報告された。本コンペティションは、卓越した臨床技能を有する歯学部学生を養成することを目的とするもの。一次審査(全国の歯学部・歯科大学26校の各代表からの選抜)、二次審査(選抜者によるコンペ)を経て、同学会が作成したコンポジットレジンブロックによるCAD/CAM冠支台歯形成のガイドラインに基づき、下顎第二小臼歯の臨床技能を競うもの。当日は6名の優秀者による競技が行われる。
その他には、大川周治副理事長より補綴歯科専門医取得へのキャリアパスの構築を目的とした「修練医・認定医制度」を設置(学会員外でも取得可能)することが報告された。