政治|2025年9月26日掲載

「地域住民と社会に向けて、今、歯科医師会ができること~歯科保健事業と医療保険~」をテーマに

令和7年度関東地区歯科医師会役員連絡協議会開催

令和7年度関東地区歯科医師会役員連絡協議会開催

 さる9月25日(木)、甲府記念日ホテル(山梨県)において、令和7年度関東地区歯科医師会役員連絡協議会(山梨、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、1都7県の歯科医師会役員約140名)が「地域住民と社会に向けて、今、歯科医師会ができること~歯科保健事業と医療保険~」をテーマに開催された。

 会場では、第1分科会(会長・地域保健部会)と第2分科会(社会保険・医療管理部会)に分かれ、「各都道府県歯科医師会の歯科保健事業や組織強化の取り組み」(第1分科会)、「次期診療報酬改定への対応や会員の経営基盤の安定への取り組み」(第2分科会)について、情報共有や意見交換が行われた。

 全体協議会では、当番県を代表して吉田英二氏(山梨県歯科医師会会長)による挨拶が行われた。吉田氏は歯科界を取り巻く諸問題や現状についてふれ、「この現状は『壁』ではなく『扉』と捉えている。この協議会が扉を開くための第一歩となり、今後の活動における大きな力となることを期待している」と述べた。

 また、来賓では井上弘之氏(山梨県副知事)、高橋英登氏(日本歯科医師会会長/代読:伊藤智加専務理事)、柘植紳平氏(日本学校歯科医会会長)、太田謙司氏(日本歯科医師連盟会長)、山田 宏氏(参議院議員、日本歯科医師連盟顧問)による挨拶が行われた。

 その後、前年度協議会処理報告ならびに分科会報告が行われ、本協議会では分科会で協議された内容をふまえ、日本歯科医師会と連携して「健康寿命延伸のための生涯を通じた歯科健(検)診及び健康教育の推進」「安定した歯科保健・医療・介護提供体制の確保」に取り組む旨の宣言文が採択された。

 なお、来年の当番県は東京都歯科医師会(北村 晃会長)に決定した。

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