社会|2026年2月18日掲載
「予防歯科は究極の幹細胞」をテーマに
Perio Health Institute Japan(PHIJ)UPDATE MEETING 2026が盛大に開催
さる2月15日(日)、16日(月)の両日、ライトキューブ宇都宮(栃木県)において、Perio Health Institute Japan(PHIJ)UPDATE MEETING 2026(長谷川雄一大会長)が「予防歯科は究極の幹細胞」をテーマに開催され、歯科医師、歯科衛生士ら650名以上が参集し盛会となった。
初日のオープニングでは、大会長の長谷川氏(栃木県開業)、PHIJディレクターの築山鉄平氏(福岡県開業)、PHIJファウンダーの宮本貴成氏(米国開業)がそれぞれ登壇し、今回のUPDATE MEETINGの趣旨を語り、その後2日間にわたり数多くのセッションおよび講演が行われた。
初日は、「教育セッション」「SHEESセッション」のほか、岡崎好秀氏(モンゴル国立医学科学大学客員教授)による「なぜお口ポカンが増えるのか? 大切だが・誰も知らない口腔機能論」、宮本氏、押村憲昭氏(愛知県開業)、橋本奈々氏(愛知県勤務)による「歯周病専門医と獣医のフリーゾーン・フロンティアによる新たな患者価値の創造」、佐野泰喜氏(株式会社HAMIGAKI代表取締役)による「AIは歯科をどう変えるのか──予防から始まる共創医療の未来」、白石大祐氏(石川県開業)による「災害歯科と人々の絆」などが行われた。
なかでも白石氏は、2011年の東日本大震災と2024年の能登半島地震で被災した経験や、人と人とのつながりの大切さを述べるとともに、勤務する地域のハザードマップを自治体のWebサイトなどで一度確認したほうがよいと言及した。
2日目は、まさ太郎氏(栃木県勤務)による「SNSで作る予防歯科の新しい形」、安藤壮吾氏(愛知県開業)、築山氏による「MTMの先にたどり着いた予防歯科『医療』の現在地」、長谷川氏、溝口 徹氏(東京都開業、医師)による「医療従事者が知っておくべき栄養療法の重要性~予防・治療への応用~」、片野秀樹氏(日本リカバリー協会代表理事、医師)による「最高のパフォーマンスのための休養学」、押村憲昭氏、髙屋 翔氏(京都府開業)による「MTM医院の訪問診療モデル~継続支援の仕組みづくり~」などが行われた。
なかでも片野氏は、「休むことは義務である」と述べたうえで、休養には、生理的休養(休息タイプ、運動タイプ、栄養タイプ)、心理的休養(親交タイプ、娯楽タイプ、造形・想像タイプ)、社会的休養(転換タイプ)の計7つあり、これらの休養をうまく組み合わせて効果的にリカバリーし、明日への活力を得る“攻めの休養”が大切であるとした。
両日とも歯科という枠を越えた多岐にわたる内容のプログラムが展開され、終始熱気に包まれたまま閉幕した。なお、来年設立20周年を迎えるPHIJは、きたる2027年3月14日(日)、15日(月)の2日間、園延昌志氏、大島拓也氏(いずれも東京都開業)の大会長の下、東京にてUPDATE MEETING 2027を開催予定。