2025年2月3日掲載
第2回 基礎さえ押さえられれば顎関節症は怖くない!?
それ、かくれ顎関節症かも 口を開けられない患者さんへの対応法
第2回 基礎さえ押さえられれば顎関節症は怖くない!?
4つのキーワードで理解! 顎関節症の基礎
前回、自覚症状のない口腔機能障害としてかくれ顎関節症の存在を紹介したが、かくれ顎関節症を理解するためには顎関節症の正しい理解が必要である。今回は顎関節症の基礎について確認していきたい。
顎関節症は、主に顎が痛い、音がする、口が開かないという症状を訴える疾患であり、患者数は推定で1,900万人とされている1。20~40歳代の女性に多発し、症状のほとんどは一過性であり、時間の経過とともに自然に落ち着いてくるself-limitedな疾患であると認識されているが、一部は開口障害や痛みが慢性的な経過を示し、全身的にさまざまな症状を訴えることもあるため、一般臨床医からは「顎関節症は難しい」との声を聞くことが多い。