Web限定 2025年11月10日掲載 それ、かくれ顎関節症かも 口を開けられない患者さんへの対応法(第11回) 後で読む 第11回 かくれ顎関節症をみつけるには? ガムトレーニングの効果 第10回では、プログラム制御された咀嚼運動をガムトレーニングによりフィードバック制御を行いプログラムし直す方法を解説した。まず、先日来院した症例を紹介する。 症例は、歯周病のメインテナンスで10年ほど通院している43歳の女性である。3か月前の来院時、口の中を頻繁に噛むようになったという訴えがあった。特に前回治療をしているわけではなく、咬合も特に問題がなかったことから、口腔機能の測定を行うと舌圧は25.7kpa、口唇... 島田 淳 シマダ アツシ 東京都開業/日本大学歯学部附属病院臨床教授 1987年、日本大学歯学部卒業。1991年、日本大学大学院歯学研究科修了(補綴学専攻)。1995年、日本大学助手(補綴学教室)。1999年、東京歯科大学講師(スポーツ歯学研究室)。2005年、医療法人社団グリーンデンタルクリニック理事長。2017年、神奈川歯科大学臨床教授(包括的咬合機能回復外来)。2025年4月より日本大学歯学部附属病院臨床教授。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。