2026年8月3日掲載
第4回:基礎研究で良い結果≠臨床で良い結果
第4回:基礎研究で良い結果≠臨床で良い結果
材料の多くは、基礎研究からいきなり臨床へ?
「接着強度試験では、すばらしい結果が出ています」
セミナーでそう聞いて、臨床に取り入れたことがあります。でも、結果がともないませんでした。
ラットでの再生療法の結果。インプラント表面性状と周囲組織とのメカニズム。歯科材料の接着強度試験。基礎研究ではすばらしいデータが出ています。ですが、患者さんの口の中で同じ結果が出るとは限りません。
若い頃の私は、この区別がついていませんでした。
もう一つ、忘れられない経験があります。添付文書どおりに行いました。マイクロスコープを使ってテクニカルエラーがないレベルで治療をしました。にもかかわらず、トラブルが起きました。なぜでしょうか。