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嚥下食「節分ちらし寿司」がお披露目

2024年3月号掲載

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嚥下食「節分ちらし寿司」がお披露目

ニュートリー株式会社

参加者からは味や見た目に対する賞賛や「大切な日に利用したい」との声が寄せられた。
参加者からは味や見た目に対する賞賛や「大切な日に利用したい」との声が寄せられた。
 1月22日(月)、日本料理 魚繁大王殿(滋賀県)において、嚥下食の冷凍宅配弁当が振舞われる体験イベント(ニュートリー主催)が開催された。ニュートリーは、栄養療法食品を開発・製造・販売するヘルスケア企業であり、主に医療・介護関係者向けに「見た目もおいしいえんげ食」の情報を発信してきた。近年は新たな取り組みとして飲食業界での嚥下食の認知向上・普及を目指し、さまざまな取り組みを行っている。今回は魚繁大王殿協力のもと、嚥下食の「節分ちらし寿司」冷凍宅配弁当が振舞われた。

 冒頭、主催者による開会挨拶では、魚繁大王殿では2022年9月より「嚥下食叶和」のブランド名にて嚥下食を提供する取り組みが開始されたことが紹介された。続いて魚繁大王殿2代目店主の岩崎 勝氏(日本料理人)より、お弁当のメニュー紹介とともに冷凍宅配弁当を販売するにいたった経緯が語られた。なかでも「遠方のお客さんに少しでも手に届きやすい形で嚥下食を提供したい。嚥下食の提供をつうじてご家族の大切な時間に寄り添いたい」との思いが強調された。

 その後は、摂食嚥下障害の第一人者であるゲストの戸原 玄氏(歯科医師)より、食を楽しむうえで食感を感じられることの重要性や、飲み込みやすさを実現させつつ旬の食材をメニューに取り入れるこだわりに感嘆の声が上がるなど、盛会となった。