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「健口スマイル推進事業」連携協定を締結

2021年5月号掲載

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社会 2021年5月号掲載

「健口スマイル推進事業」連携協定を締結

(公社)山口県歯科医師会

「健口スマイル推進事業」への想いを語る小山茂幸氏。
「健口スマイル推進事業」への想いを語る小山茂幸氏。
 3月26日(金)、山口県庁において、健口スマイル推進事業の展開に関する連携協定締結式が開催された。「健口スマイル推進事業」とは、歯・口腔の機能低下の予防・改善をとおして県民の健康寿命の延伸を目的とした各種取組を行う事業で、官民協働の県民運動である。

 本締結式は、村岡嗣政氏(山口県知事)、小山茂幸氏(山口県歯科医師会会長)、金子郁子氏(山口県歯科衛生士会会長)、吉岡貴司氏(サンスター株式会社代表取締役)、久米裕康氏(ライオン株式会社取締役上席執行役員)、平井秀治氏(株式会社ロッテマーケティング本部本部長)、吉村 猛氏(株式会社山口フィナンシャルグループ取締役会長)の7名が出席し、「健口スマイル推進事業」への想いがそれぞれ語られた。

 小山氏は、参画した各社に感謝の言葉を述べるとともに、4月より企業の職務員の啓発活動や小学生の昼の歯磨きのさらなる実践、お口の体操などの実証事業を幅広く展開し、県民の健康長寿をサポートしたいとした。そして中長期的には、山口県の医療費削減への寄与、また本事業を全国展開し国民の健康寿命の延伸にも期待を寄せた。

 村岡氏からは、山口県の高齢化を理由に、歯科口腔保健の推進をとおして全身の健康や生活の質を保つことが重要との考えが示された。そのうえで、県対策として適切な栄養摂取やう蝕と歯周病の対策、定期的な歯科健診などを進めていると述べ、「各世代に適した口腔の健康づくりに取り組むことで生涯にわたりおいしく食べ、楽しく話し、笑顔あふれる人生100年時代を目指したい」と語った。