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3年ぶりとなる現地開催に3,700名超が参集

2022年11月号掲載

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学会 2022年11月号掲載

3年ぶりとなる現地開催に3,700名超が参集

日本口腔インプラント学会

シンポジウム1に登壇した講師陣。左から 永田省藏氏、亀田行雄氏、金澤 学氏。
シンポジウム1に登壇した講師陣。左から 永田省藏氏、亀田行雄氏、金澤 学氏。
 9月23日(金)から25日(日)までの3日間、名古屋国際会議場(愛知県)において、第52回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会(村上 弘大会長、細川隆司理事長)が「国民から信頼される口腔インプラント治療~時代を超える知と技の探求~」をテーマに開催された。

 シンポジウム1「上顎インプラントオーバーデンチャーを成功に導くための条件とは?」には、田中譲治氏(千葉県開業)と正木千尋氏(九州歯科大学)の座長のもと、金澤 学氏(東京医科歯科大学)、亀田行雄氏(埼玉県開業)、永田省藏氏(熊本県開業)が登壇。金澤氏は文献から示唆される上顎IODを成功に導く条件を提示し、続く亀田氏は「上減の歯列」の進行を食い止めるためのIARPDの適用について、症例ベースで解説。最後に永田氏は自身の失敗症例を挙げながら、上顎IODの問題点とその対応について述べた。

 シンポジウム7「インプラントの撤去基準を患者目線・術者目線で考える」は、草野 薫氏(大阪歯科大学)と小倉 晋氏(日本歯科大学病院)の座長のもと、松井孝道氏(宮崎県開業)、正木千尋氏、廣安一彦氏(日本歯科大学新潟病院)が登壇し、それぞれ歯周病学、補綴学、口腔外科学的立場から考えるインプラントの撤去基準について講演を行った。

 台風接近による交通機関の乱れの影響をうけ、一部のプログラムが変更となったものの、特別講演やシンポジウム、各種セミナー、ポスター発表など多岐にわたるプログラムにて開催された本大会は、展示ブースも含め終日盛況となった。