トピックス 2012年3月8日掲載 公益社団法人への移行にかかわる議案のほか、全16議案が可決 <font color='green'><b>日歯、第170回代議員会を開催</b></font> 後で読む さる3月8日(木)、9日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第170回代議員会が開催された。 開会後、大久保会長は挨拶のなかで、平成25年4月1日の公益社団法人への移行登記に向けた定款改正など、上程する議案について言及。公益社団法人に移行するために必要な福祉共済制度の見直しについては「苦しい選択であった」と述べ、会員に理解を求めた。また、平成24年度診療報酬改定の評価については、4月以降の会員の声に託すと述べつつも、「つぎに期待ができる改定になったと言っていただけるような努力はした」と自信を込めた。 引き続き、石井みどり氏(参議院議員)、川口 浩氏(衆議院議員)、水野智彦氏(衆議院議員)、西村まさみ氏(参議院議員)、高木幹正氏(日本歯科医師連盟会長)による来賓挨拶が行われた。 その後、村上恵一専務理事より一般会務報告、柳川忠廣常務理事より東日本大震災における日歯の取組みに関する報告、堀 憲郎常務理事より社会保険関係報告、山崎芳昭常務理事より会計現況報告が行われ、とくに公益法人制度改革にともなう新法人への移行や、福祉共済制度についての説明に多くの時間が割かれた。 議事については、「第1号議案 公益社団法人移行認定申請に必要な社団法人日本歯科医師会定款の改正」「第2号議案 公益社団法人移行認定申請に必要な社団法人日本歯科医師会定款施行規則の改正」など、上程された16議案はいずれも原案どおり可決された。また、「第10号議案 日本歯科医学会規則の一部改正」では、日本口腔腫瘍学会の日本歯科医学会認定分科会への登録が承認された。さらに「第12号議案 平成24年度事業計画」では、歯科口腔保健法を基軸とした歯科保健の展開や、国民に向けた多角的な広報の展開などが盛り込まれた。 会場では2日間にわたり、地区代表質問7題、個人質問22題が行われ、個人質問では現在開発が進められている歯科用金銀パラジウム合金に代わる代替材料などに関する質疑応答が行われた。