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2012年4月15日

日本臨床口腔科学研究会設立会開催

歯科医療全般における情報交換の場を提供

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 さる4月15日(日)、FDC麹町ビル(東京都)において、日本臨床口腔科学研究会(Clinical Stomatology Japan、主幹:石本光則)設立会が、約50名の参加者を集めて開催された。本研究会は、インプラント治療のみならず、歯科医療全般において情報交換、議論の場となり、日々の臨床の悩みに直結する勉強会を目指して設立された。

 講演会では、設立記念も兼ねて本研究会の顧問でもある寶田 博氏(日本口腔外科学会名誉会員)が「見落とすとタダでは済まない全身症状」と題し、超高齢社会において有病者を治療する際の注意点について医科における指針を示しながら講演した。

 続いて、福田 原氏(東京歯科麻酔サービス代表)が「周術期のリスク管理を収益向上に活かす」と題し、歯科治療における静脈内鎮静法の重要性について、松野智宣氏(日歯大生命医学部口腔外科学講座准教授)が「GBRにおける骨補填材と成長因子」と題し、骨再生のメカニズムとそれに関連する材料学について、それぞれ解説した。

 最後に、本研究会の主幹である石本光則氏(東京都開業)が「インプラント周囲炎の対処法」と題し、歯周抗菌療法における抗菌薬の使い方について、複数の臨床例を提示しながら詳述した。

 なお、本研究会は今後2、3ヵ月に一度の開催を予定している。