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2012年6月22日

第12回日本抗加齢医学会総会が盛大に開催

「アンチエイジング医学の文明開化」をテーマに

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 さる6月22日(金)から24日(日)の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県)において、第12回日本抗加齢医学会総会(斎藤一郎会長、吉川敏一理事長)が「アンチエイジング医学の文明開化」をテーマに開催され、医師、歯科医師をはじめ医療関係者約4,400名が参集し盛会となった。3日間にわたり、特別講演、招待講演、会長特別企画、教育講演、シンポジウムのほか、ベーシックサイエンス、モーニングセミナー、ランチョンセミナー、イブニングセミナー、一般口演など、多岐にわたるプログラムで構成された。

 会長を鶴見大教授の斎藤氏が務めた本総会。「均質な老化」をめざす抗加齢医学では、医科と歯科の垣根を越え、体全体を視野に入れた横断的な対応が不可欠であるという観点から、2日目には会長特別企画として「全身医療における医科歯科連携」と題したシンポジウムを開催。吉川理事長、斎藤会長の座長のもと、大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、石井みどり氏(参議院議員)、清野 裕氏(日本糖尿病協会理事長)、吉田統彦氏(衆議院議員)の4氏により、それぞれの立場から講演がなされた。

 なかでも、大久保氏は「生きる力を支える生活の医療~あらゆる世代と状況の人々をどう支えるか~」と題した講演のなかで、ターミナルデンティストリー(終末期患者の歯科医療)について触れ、患者が最期まで口から食べることで尊厳を守り、"昨日の食事がおいしかった"と言って最期を迎えられるように歯科として支援することが大切であるとした。 

 なお、次期総会は、2013年6月28日(金)から30日(日)の3日間、会場は同じくパシフィコ横浜にて開催予定。