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2012年7月14日

第25回日本顎関節学会総会・学術大会開催

「鑑別診断を極める」をメインテーマに

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 さる7月13日(金)から15日(日)の3日間、シャトレーゼガトーキングダムサッポロ(北海道)において、第25回日本顎関節学会総会・学術大会(柴田考典大会長、覚道健治理事長)が「鑑別診断を極める」をメインテーマに開催された。

 14日(土)の学会初日の主題講演は、矢谷博文氏(阪大)による「顎関節症の症型分類を再考する」であった。本講演は、同学会が提示する顎関節症の症型分類の見直しが議論されていることにともない、その検証と結果を報告したもの。講演では、検証材料として用いられている米国の2つの研究「Research Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders(RDC/TMD)」と「Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders(DC/TMD)」の概要が解説され、そのうえで現在の顎関節症の症型分類をどのように改善・進化させるべきかが発表された。

 15日(日)に行われた医療連携セミナー「臨床医が知っておきたい一軸(身体)・二軸(精神)の鑑別診断のポイント」では、歯科医師に加え、神経内科医師、精神科医師が登壇して議論され、注目を集めた。そのほか、2日間を通じて教育講演、ハンズオンセミナー、一般講演、一般演題、ポスター発表など多彩な演目が組まれ、会場はおおいに賑わった。