さる7月26日（木）、パレスホテル大宮（埼玉県）において、平成24年度関東地区歯科医師会役員連絡協議会（埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨、東京、神奈川、1都7県の歯科医師会役員約150名）が「歯科医療からの価値ある社会貢献」をメインテーマとして、開催された。

　開会後に行われたシンポジウムでは、まず上田清司氏（埼玉県知事）によるオープニングスピーチ「健康長寿プロジェクトなど埼玉県の主な取組について」が行われた。氏は、資料をもとに三大プロジェクト「埼玉エコタウンプロジェクト」「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」「健康長寿埼玉プロジェクト」を紹介しながら、結果を示すことの重要性を説いた。

　引き続き、島田　篤氏（埼玉県歯科医師会会長）による座長のもと、パネルディスカッションが行われ、大久保満男氏（日本歯科医師会会長）、安井利一氏（明海大学長、日本スポーツ歯科医学会理事長）、深井穫博氏（日本歯科医師会地域保健委員長、埼玉県歯科医師会理事）が登壇し、健康長寿社会における歯科医療・口腔保健の役割について、それぞれの立場から提言がなされた。

　午後には、第1分科会「時局問題について」、第2分科会「医療連携について」、第3分科会「新法人移行について」、第4分科会「大規模災害について」の協議がそれぞれ行われた。その後の全体協議会では、当番県を代表して島田氏が挨拶を述べたほか、前年度協議会処理報告、分科会・歯科医師連盟協議会報告などが行われた。

　なお、来年度の当番県は千葉県歯科医師会に決定した。