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2012年12月20日

日歯、年内最後となる定例会見を開催

歯の新素材放映でNHKに意見書を提出

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 さる12月20日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。

 会見では、柳川忠廣常務理事より、さる11月29日(木)に日本放送協会(以下、NHK)「ゆうどきネットワーク」で放映された歯科材料の内容が視聴者に誤解を生じさせるとして、12月18日(火)付けで、NHK首都圏放送センター宛に意見書を提出したことが報告された。同番組では「義歯革命!?画期的な新素材」として、さる10月1日(月)より保険適用が認められた歯科材料「ウェルデンツ」(山八歯材工業株式会社)が取り上げられたが、保険適用が認められていない脱着式の冠やブリッジ、有床義歯に使用した症例が紹介された。

 日歯がNHKに提出した意見書では「有床義歯以外の前歯であれば3,000円程度で保険適用される」と放映したことについて「『保険適用が認められていないものに保険が効く』という誤解を植え付ける危険が強い」と指摘している。

 柳川常務理事は「番組を見た視聴者がその治療法を希望された場合、混乱を招く可能性がある」と述べ、意見書には番組で紹介された術式の歯科医学的な問題点について指摘していることも報告した。