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2013年3月3日

第30回公衆歯科衛生研究会(ネコの会)開催

「健康腹話術 短期養成講座」をテーマに

 さる3月3日(日)、中央労働センター(兵庫県)において、第30回公衆歯科衛生研究会(通称:ネコの会、岡崎好秀代表)が「健康腹話術 短期養成講座」をテーマに開催された。本会では地域歯科保健活動に従事している歯科医療者をはじめ、医師や栄養士など多職種による情報交換の場として活動が続けられており、今回は過去最高の約160名が参集した。グループワーク「プチ腹話術師 短期養成講座」にはじまり、講演やミニコンサートなど多彩な内容で行われた。

 特別講演1では、稲川利光氏(NTT東日本関東病院リハビリテーション科部長)が登壇し、「その人らしさを支える―リハビリの心と力―」と題して講演した。稲川氏は、理学療法士として勤務していた頃に出会った患者とのエピソードを例に挙げたうえで、リハビリテーションとはその人の生活を広げることを目的に行うものであると定義づけた。そして、技術はもちろん必要だが、それだけではなく患者に対して「やさしさ」をもってかかわっていくことが大切であると締めくくった。

 特別講演2では、中村伸一氏(おおい町国保名田庄診療所所長)が「地域に「寄りそ医」20年~地域住民と診療所医師の強くて温かい絆の物語~」と題して講演した。中村氏は卒後3年目に、町で唯一の医療機関である名田庄診療所に赴任。それから現在に至るまでの20年間、診察、治療、看取りにかかわった地域住民とのエピソードを交えて、多職種と連携してきた経緯を解説した。その中で、患者が在宅で最期を迎えられるようにすること、ひとりひとりの思いに寄り添い、その人の尊厳を尊重することが大事であるとした。