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2013年5月23日

第9回世界歯内療法会議開催

世界各国から1,500名が参集

 さる5月23日(木)から26日(日)の4日間、東京国際フォーラムにおいて、第9回世界歯内療法会議(須田英明大会長)が、大会テーマに「Shaping the Future of Endodontics」を掲げて盛大に開催された。また、本大会は第34回日本歯内療法学会学術大会および第11回日韓合同歯内療法学会学術大会も併催となった。

 3年に1度の割合で行われる本会議は、公用語も英語で行われ、参加者も約1,500名を数えた。外国人発表者は各国歯内療法学会の役員級が名を連ねたほか、Dr. Kenneth M Hargreaves(米国・テキサス大)やDr. Clifford J Ruddle(米国・サンタ-バーバラパシフィック大)といったこの領域の重鎮、人気演者なども招聘された。

 初日の23日はプレコングレスコース講演、ハンズオンセミナー(有料コース)のみで24日からメインの開催となった。近年の歯内療法は生物学的アプローチが主流になり、歯髄の再生を試みることを第一義とした基調講演「歯内療法における再生医療の現状と展望」(Dr. Hargreaves)のほか、特別講演4題、シンポジウム9題、IFEA次期会長講演1題、ランチレクチャー3題、演者の母国のさまざま歯内療法事情が披露された各国代表講演28題、口演55題、フリーレクチャー32題、ポスター発表153題、クリニカルケースプレゼンテーション31題、テーブルクリニック17題、および企業展示など、盛りだくさんな催しが行われた。

 マイクロスコープやCBCTの臨床応用が広がりつつあるなか、世界各国の歯内療法の臨床事情が劇的に変わりつつあるのが感じられた。それに加え、診査・診断・治療における確実な意思決定のもと、生物学的アプローチによって、歯質の温存(破折を防ぐ)、歯髄の再生(revascularization)が試みられるようになって久しい時代になってきていることも伺えた。何よりも生体親和性に優れたMTAの存在や1本で根管拡大・形成が可能なNi-Ti製ファイル「WaveOne」などの登場がこれに拍車をかけているようで、ほとんどの演者が適材・適所でMTA、WaveOneを使用していたのが印象的であった。