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2013年9月1日

ESPDC研修会開催

宮下裕志氏と石井宏氏がエンドについて熱く論じる

 さる9月1日(日)、新宿NSビル(東京)において、EPSDC研修会「秋の1Dayセミナー「Dr. 宮下裕志×Dr. 石井 宏の世界基準の歯内療法」の第2弾Advanced ENDO『イエテボリエンドvsペンエンド相違点に迫る』」(宮下裕志主宰)が開催された。

 イントロダクションとして、宮下裕志氏(イエテボリ大学公認歯周歯内療法専門医)が「歯内療法の成功と失敗」と題して登壇。氏は、評価基準として臨床的評価(生存率、疼痛、違和感)とレントゲン的評価(歯根膜腔の正常化、透過像の改善)を挙げながら、世界からみた日本の現状は根管治療をする率が多く、失敗率も多いとデータから示唆した。また根管治療の成功の基準は4年後でないと判断がしにくいとし、根管治療後の成功率は6か月で約50%、1年で約70%、2年後で約75%、4年後で80%と時間とともに治癒していくことを示した。

 それを受けて、石井 宏氏(ペンシルバニア大公認歯内療法専門医)が「歯内療法におけるディジションメイキング」と題して登壇。氏は、歯内療法の目的は根尖性歯周炎の治療と予防であるとし、各段階でデシジョンメイキング(意思の決定)が重要とした。根管の石灰化症例では、無理に根尖まで穿通しなくても治っていくという。また患者利益につながることが治療の選択基準として大切であることを訴えた。

 午後のプログラムでは、非外科的歯内療法、外科的歯内療法、「イエテボリエンドvs.ペンエンド」としてスカンジナビアエンドとアメリカエンドの相違点について論じあっていった。会場からは質問が途切れず、終了時間をオーバーするほど熱い質疑応答が続いていた。