2013年9月28日掲載

<font color='green'><b>第15回 PSD学術大会開催</b></font>

<font color='green'><b>第15回 PSD学術大会開催</b></font>
 さる9月28日(土)、29日(日)の両日、八重洲富士屋ホテル(東京都)にて第15回PSD学術大会(日本補綴構造設計士協会主催、川島 哲理事長)が開催された。大会名に冠されたPSDとは「Prosthetic Structure Designer」(=補綴構造設計士)の略であり、同協会の略称でもある。会場には60名余りの参加者、および多数の企業展示で盛況となっていた。演者・演題は以下のとおり。 1)「デジタル撮影現場でのワークフロー実践」(写真家・森竹 隆氏、スタジオ・モリタケ) 2)「インプラントオーバーデンチャー(I.O.D.)の臨床的考察」(歯科医師・飯沼 学氏、東京都開業) 3)「個人から少人数の経営について」(歯科技工士・石本 忍氏、AQUAデンタルスタジオ) 4)「技工代金の未払における相手(不法行為者)との対応について(歯科技工士・斉藤明良氏、インフィデント) 5)「数値化したトライアルプレート(患者サイド擬似体験ツール)を用いてのキャストパーシャル製作法」(歯科技工士・中野進也氏、ジョイクリエイト) 6)「健康で楽しく過ごせるクオリティーライフについて」(歯科医師・荒井洋充氏、埼玉県開業) 7)「開業…そして。~患者のニーズに合わせたキャストデンチャーをめざして~」(歯科技工士・中沢勇太氏、MDLキャステティックアーツ) 8)「『食べるという人間的本質に迫る』―絶妙に調和するパーシャルデンチャーの実力―」(川島氏)  かねてよりパーシャルデンチャーの補綴構造設計とその精度向上、および歯科医師・患者への啓発活動に努めてきた同協会。今回の演題からは、その基本コンセプトはキープしつつも、写真撮影法や歯科技工所経営、および全身と口腔との関係にも着目した点に新しさが感じられた。また、インプラントオーバーデンチャーについての演題もみられ、今後のパーシャルデンチャーの展開を感じさせる内容となっていた。

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