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2014年4月12日

WCUPS 2014 JAPAN CONVENTION開催

「Minimally invasive treatment~低侵襲歯科治療をめざして~」をテーマに

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 さる4月12日(土)、13日(日)の両日、東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート(千葉県)にて、WCUPS(World Congress of Ultrasonic Piezoelectric Bone Surgery)2014 JAPAN CONVENTION(寺西邦彦大会長、Dong-Seok Sohn会長)が約220名の参加者を集め開催された。WCUPSは、超音波サージェリーや自己血由来の成長因子を中心に低侵襲歯科治療を目指す学会としてDong-Seok Sohn氏(韓国・テグカソリック大教授)らによって設立されたWAUPS(World Academy of Ultrasonic Piezoelectric Bone Surgery)の年次大会で、一昨年と昨年は韓国で開催され好評を博した。海外から多くの演者を招聘した国際色豊かな今大会では、アナウンスから講演に至るまで原則的に英語が用いられた。

 大会長である寺西邦彦氏(東京都開業)のオープニング講演後は、各演者が30分の持ち時間の中で興味深い発表を続けた。なかでもピエゾサージェリーの考案・開発者であるTomaso Vercellotti氏(イタリア開業)の注目度は高かった。理路整然としたプレゼンテーションを展開し、ピエゾを用いたインプラントサイトプレパレーションがいかに従来法のドリリングよりすぐれているかを説いた。そして、ピエゾを使えばインプラント周囲組織の反応を速め良好な初期固定が得られ、Ultra-Osseointegrationが獲得できると結論づけた。

 また、隣接する小ホールでは口頭発表やテーブルクリニックも行われ、両日にわたり充実の講演内容が提供された。

 天気にも恵まれ春の行楽日和となった週末、東京ディズニーリゾートのある舞浜駅で降りる乗客は非常に多かった。学会参加者たちにも笑顔が溢れ、この絶好のロケーションを楽しんでいるようであった。