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2014年6月6日

日本歯科放射線学会、第55回総会・学術大会開催

「画像診断,口腔から全身へ,全身から口腔へ,日本から世界へ!」をテーマに

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 さる6月6日(金)から8日(日)の3日間、タワーホール船堀(東京都)において、日本歯科放射線学会第55回総会・学術大会(金田 隆大会長、有地榮一郎理事長)が大会テーマに「画像診断,口腔から全身へ,全身から口腔へ,日本から世界へ!」を掲げて盛大に開催された。

 大会初日の6日は各種委員会、理事会、Pre-Congressなどが行われ、7日から学術大会の開催となった。2日間をとおして、教育講演5題、本学会縁の花村メモリアルレクチャー1題、ポスター発表、ランチョンセミナー、口腔放射線腫瘍教育研修会、口腔放射線腫瘍認定審査、画像診断ガイドライン作成ワークショップ、コンピュータ応用・画像情報研究会、開業医セミナー6題、優良医講習会、一般口演など、盛りだくさんの内容であった。

 とくに、近年のCBCTの普及もあって、広く臨床家の参加を募っている様子がうかがえ、開業医セミナーには田中譲治氏(千葉県開業)、井汲憲治氏(群馬県開業)、新村昌弘氏(東京都開業)、勝山英明氏(神奈川県開業)、鈴木真名氏(東京都開業)、岡口守雄氏(東京都開業)の6名の開業医演者を招聘。CBCTの有用性を訴える企画となった。また、MRIやインプラントのガイデッドサージェリーに応用するCBCT画像に関する演題が多く、診査・診断に加えて、アーチファクトへの対応などのトラブルシューティングについての演題も散見された。さらに、口腔腫瘍の鑑別診断にエックス線やCTをよりどころとする試みなども紹介された。

 学会独自の各種研修会やワークショップ、講習会なども幅広く行われており、大会テーマである「画像診断、口腔から全身へ、全身から口腔へ、日本から世界へ!」といった学会の今後の方向性を色濃く打ち出した大会となった。