さる6月12日（木）、東京医科歯科大学にて、第11回ITI Study Club（SC）東京2が開催された。

　初めに、東京2ディレクターの新村昌弘氏（ITIフェロー、東京都開業）よりオープニングの挨拶が行われた。

　次にITIフェロー中島　康氏（ITIフェロー、大阪府開業）より特別講演「インプラント周囲炎における臨床的考察」が行われた。中島氏はインプラント周囲炎について、ITIの合意声明をベースにしたインプラント周囲炎の基準から、原因の特定、鑑別診断、処置におけるポイントを、動画を交えながら実践的に解説された。

　症例検討においては、安斉昌照氏（神奈川県勤務）より「審美領域におけるインプラントアプローチ」、深澤壽法氏（東京都開業）より「審美領域における単独歯インプラント修復」と題し報告がなされ、各氏の行った審美領域でのインプラント欠損補綴について出席者と検討が行われた。

　講演後は、質疑応答に加え参加者間での活発な議論が交わされた。

　最後に、SC東京3ディレクター塩田　真氏（SCコーディネーター、ITIフェロー、医歯大大学院）より総括が行われた。

　次回SCはITIフェロー林　秀一氏（奈良県開業）を招待演者に迎え、11月20日（木）の開催を予定している。