Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2015年1月25日

第39回北九州歯学研究会発表会が盛大に開催

「治療技術の変革~経過症例から理解した事、学んだ事~」をテーマに700名以上

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる1月25日(日)、JR九州ホール(福岡県)において、第39回北九州歯学研究会発表会(桃園貴功実行委員長、高島昭博会長)が「治療技術の変革~経過症例から理解した事、学んだ事~」をテーマに開催され、歯科医師、歯科衛生士ら700名以上が参集し盛会となった。
 まず、高島会長(福岡県開業)による開会挨拶の後、野田邦治氏(福岡県開業)の座長のもと、新人発表1題および個人発表5題が行われた。演題、演者を以下に記す。

・新人発表
「歯を守るための取り組み~歯内療法と歯髄保存療法を中心に~」(津覇雄三氏、福岡県開業)
・個人発表
「形成・印象の基本手技~歯の長寿のために~」(中野宏俊氏、福岡県開業)
「歯内療法~変わりゆくもの、変わらないもの~」(倉富 覚、氏、福岡県開業)
「LOTの臨床活用とその留意点~矯正治療の経験をもとに~」(中島稔博氏、福岡県開業)
「補綴物と周囲組織の調和を求めて~軟組織のマネージメントを再考する~」(田中憲一氏、福岡県開業)
「咬合再構成に挑む~過去の症例から学んだ事~」(樋口琢善氏、福岡県開業)
 発表は、1歯保存に努めた症例から咬合再構成の症例まで多岐にわたり、いずれの講演もデンタルエックス線写真をはじめとした規格性のある資料採りなど、本会のこだわりや基本を大切にする姿勢が感じられた。

 つづいて、村上和彦氏(福岡県開業)が「自家歯牙移植の長期観察から思うこと」、上野道生氏(福岡県開業)が「骨欠損への取り組みから学んだ事」と題してそれぞれ講演。臨床経験豊富な両氏が提示した規格性のあるデンタルエックス線写真による経過観察は圧巻で、時代の流れとともにいかに治療技術が変革しようとも、基本的なことを1つひとつ積み重ねていくことの大切さを改めて問うものであった。

 最後に、榊 恭範氏(福岡県開業)による閉会の挨拶が行われ、盛会裏に終了した。なお、次回の40周年記念大会は、2016年2月20日(土)、21日(日)の両日、福岡国際会議場(福岡県)にて開催予定。