2015年6月2日掲載
神歯大名誉教授の横地氏が独自の世界観を語る
「アナトミーアートと人体標本」展示会開催

さる6月2日(火)、神奈川歯科大学資料館(神奈川県)において、「アナトミーアート※と人体標本」のプレスイベントが開催された。本イベントは、半世紀以上にわたって人体を研究し続けてきた解剖学の権威であり、アーティストとしての顔ももつ医師・横地千仭氏(神歯大名誉教授)がこれまで制作した作品を一堂に集め、メディア向けに公開したもの。横地氏は、世界23カ国語に翻訳された解剖学者のバイブルといわれる『解剖学カラーアトラス』(医学書院刊)の共同著者として知られ、今回の展示会は自身初となる。
横地氏は、制作した作品をみずから報道陣に解説するなど、解剖学者として人体を熟知したリアルな表現方法と独自のユーモアを用いた世界観を披露。また、96歳となった現在も精力的に制作活動を続けており、最近手がけた作品も報道陣に公開された。
なお、横地氏がみずから考案したキャラクターがきたる7月1日(水)から3日(金)にかけ、東京ビックサイト(東京都)において開催される「第5回キャラクター&ブランドライセンス展」に初出展される。
※アナトミーアートとは、解剖学の視点や要素を取り入れた芸術作品の総称。