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2015年9月27日

白水貿易、Dr. カヤット、牛窪先生、石井先生の歯内療法トリプルセミナーを開催

「歯内療法の成功への鍵 The Keys to Endodontic Success」をテーマに

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 さる9月27日(日)、ベルサール神田(東京都)において、「Dr. カヤット、牛窪先生、石井先生の歯内療法トリプルセミナー」(白水貿易株式会社主催)がテーマに「歯内療法の成功への鍵 The Keys to Endodontic Success」を掲げて開催された。当日は、エンド領域の人気講師の講演会ということもあって、30~40代の若手臨床家を中心に定員一杯の約150名が参加し、盛況となった。

 まず、午前前半に登壇した石井 宏氏(東京都開業)は「Decision Making for the Compromised Tooth」と題して「真の患者利益とは?」を大前提に、欠陥をもった歯に対する意思決定について講演。豊富なケースをときには動画でみせながら、そのゆるぎない意思決定への道のりとよりどころを解説した。つづいて登壇した牛窪敏博氏(大阪府開業)による「第一大臼歯の根管治療におけるクリニカルマネージメント」では、その解剖学的特徴(形態、根管数、ポジション)から診査・診断、手技が難しいとされている第一大臼歯のエンド治療について、根管形成、偶発症、外科的治療のパートに分けて講演した。

 午後には、Dr. Khayat B(米・ペンシルバニア大助教授)が「正確な診断およびメカニカルインスツルメンテーションの使用:歯内療法の成功への鍵」と題して2時間20分あまりたっぷり講演。講演の前半をMechanical endodontics、後半をSurgeryと2つに分け、その内容は各種インスツルメントを比較検討し、その有用性を強調するものであった。

 なお、外科的歯内療法の位置づけについては3名とも同じ見解で、例外を除いて、安易に踏み込むべきではなく、最終手段としての手技ということを、最後の質疑応答の場面でも強調していた。